なんでも気になって、準備をしたくなってしまう性格の私。マシューが2歳になったばかりの夏に、トイトレグッズを用意していました。もちろん、すぐにできるわけはなく、気づけば3歳になる夏手前! うまく行くのか不安で仕方がなかったのですが、3歳の誕生日を迎える数日前に、ようやくおしっこをすることに成功しました!
そこで今回は、これまでの経過を振り返ってみます。
はじまりは2歳の誕生日を迎えた夏
冒頭で触れた通り、2歳になる夏に「トイレトレーニング、そろそろしなくちゃいけないんじゃ?」と不安になり始めました。「こどもチャレンジ」を受講しているのですが、その内容紹介にトイレトレーニングが含まれていたのも、「そろそろか」と思ったきっかけです。
トイレトレーニング用に揃えたグッズ
補助便座
またぐタイプや、大人と同じように座るタイプなど、実にさまざまな種類が販売されている補助便座。熟考を重ねて、我が家はリッチェルの「ポッティス」にしました。
選んだ決め手は、またぐタイプではないので座りやすそうということ(これが後で仇となるのですが…)と、踏ん張るときにつかめる取手があること。シンプルなデザインも気に入りました。
できたね!シール
トイトレでよく見かけるご褒美シールは、アニメ「パウパトロール」のものを購入。でも結局、シートは2枚くらいしか使っていません(笑)。それというのも、長いトイトレの間に、興味が変わってしまったため。余ったご褒美シールは、今後なにかの折に使うつもりです。
トイレトレーニング用パンツ(6層)
トイレトレーニング用パンツは、西松屋で購入! 何枚あればいいのかわからなかったので、安く・多く購入できることが決め手でした。
トイトレをテーマにした絵本
トイトレをするときには、親がトイレに行くところを見せるのも大事ですが、コンセプト自体をわかってもらうのに、絵本も有効だと思います。最初に我が家が導入したのは、「おしっこ おしっこ どこでする?」という絵本。お腹がムズムズする感覚が、かわいらしく描かれています。
始めた気力はよかったけれど、現実は…
さて、見切り発車感が満載ですが、「こどもちゃれんじ」でもトイトレを応援してくれる教材が届いていたので、「トイレ」とはどんなところで、どんなことをするのか、DVDや本、音楽で教えることにしました。
ただ、ここで失敗が1点。「こどもちゃれんじ」では最初に「トイレちゃん」というキャラクターが登場し、付録に家のトイレのフタに貼れる顔のパーツのシールがあったんです。「これはいいぞ!」とすぐに我が家のトイレに貼ったのですが、これが逆効果。いきなり目と口ができたものだから、トイレをとても怖がるようになってしまったんです!
それからしばらくは、トイレに入ることさえ拒否!これでは続かないので、数週間後に「リッチェル ポッティス」のおまるタイプを導入して、リビングのマシュー用スペースに置いておくことにしました。
しかしそれでも、おまるに座るのには抵抗あり! しばらくは、おまるの存在も忘れ去られ、たまーに座れたらご褒美シールを貼るといった感じで、数ヶ月が過ぎました。
2歳8ヶ月:そろそろ本腰を入れたい!
さて、完全な見切り発車から8ヶ月。私たちには3年ぶりのイタリア渡航が控えていました。イタリアの義両親とほぼ毎日ビデオ通話をするのですが、どんどん「トイトレはうまくいってる?」と聞かれる頻度が増えてきます。
なんでも、イタリアではトイレトレーニングをもっと早い段階で終了するのだとか。授乳についても、2歳になってもしていたら「早く止めないと!」と念押しされる始末。赤ちゃんや子どもの育て方について、日本と大きな差があるのです。
あと2ヶ月でイタリアへの渡航となったときに、「実家に行くまでにできるようにならなきゃ!」とやけに焦り始めました。何がなんでもおまるに座ってもらおうと、動画で誘導してみたり、オムツなしにしてみたり。1回だけ、たまたまおまるに座っているときにできたことがあったのですが、初めての感覚に大号泣! そこから、またおまるに座るのを嫌がるようになってしまいました。
そうこうしているうちに、イタリアへ。もう義両親に任せてしまおう! と投げやりモードになったのですが、環境が変わったおかげもあるのか、ルッチョの実家に滞在してすぐの頃に、1,2回おしっこをすることに成功! でもまたおまるから遠ざかっていき、日本に戻る頃には、親のわたしたちも完全に諦めモードに入っていました。
3歳目前:遂に光が見え始めた!
さて、イタリアから日本に帰国したら、もう3歳目前です。諦めの気持ち満載だったので、もうマシュー自身の「やりたい」気持ちが出るまで待とうと思うようになっていました。
しかし、ここで転機が訪れます。ルッチョがコロナ陽性になり、マシューと私は私の実家に行くことになったのです。(もちろん、検査をしてから実家には行きました。)念の為、保育園への登園も控えたので、私はもちろん実家の家族とも一緒に長い時間を過ごしていました。
実はマシュー、私の母と妹のことが大好き! 「後追い」並みに、2人が行くところにはどこへでもついていくんです。そして遂に、2人がトイレに行くときにもついていくように! しかも、たまたま持って行った絵本「モンテッソーリのせいかつえほん トイレでできた」を妹に「読んで!」とお願いするようになっていったのです。
実家には先程登場したリッチェルのポッティス(便座部分のみ)を置いてあったのですが、気づけばリビングに持ってきて座るようになりました。「これは!」と実家のみんなが思うようになり、トイレに誘ってみると、ノリノリで頷くじゃないですか。
この機会を逃すわけにはいかないと、盛大な応援と共に(笑)トイレへ。補助便座を置いて促したら、座ってくれました! そして、座れるようになった次の日には、おしっこができたんです! ここでもまた、家族一同から盛大な拍手が贈られます。
しかし、ここで問題が…。どういうわけか、いくら脚を少し開かせようとしても、閉じてしまうんです。そのせいで、脚の上に少しおしっこが溜まってしまいます。そこで、最初に1人で座れなさそうで導入をやめた、またぐタイプの補助便座が必要かも…と思い始めました。と、思い立ったが吉日! すぐにお店へ行って、アンパンマンの補助便座を購入することに決めました。
それというのも、アンパンマンの絵本に興味を示すようになっていたから。ここぞとばかりに、アンパンマンにあやかる作戦です。
この補助便座を見たら、マシューは大喜び! まだおしっこはできないものの、自ら進んでトイレに行って、座るようになりました。自宅へ戻っても、「アンパンマンとがんばろう!」と誘うと、ノリノリです。そしてまた、お盆休みになって、実家に数日泊まることになりました。
でもやはり、実際に出すのは怖がるマッテーオ。気をそらせるために、アンパンマンの絵本を読んで気長に待つことにしてみました。するとどうでしょう! 「シャー」と遂に、おしっこができたのです!
その次も、「出る!」と言いながらアンパンマンの絵本を指すので連れていくと、成功! 何度か連続して成功しました。やはりアンパンマンには不思議な力が宿っているのかもしれないと、思わずにはいられません。
あと少し?! 楽しいトイトレ
何度かトイレでおしっこができたので、このまま一気にオムツなし生活にいけるか?!と思った私たち。しかしその後夏風邪で発熱してしまい、マシュー自身のやる気が削がれてしまいました。体調が戻って、またトイレに座ってくれるようにはなったので、「あと少し」と信じて楽しいトイトレ期間にしたいと思います。