第二子の外国語教育事情:長男の成長から考えること

2023年に生まれた次男のルカは、もうすぐ1歳!

5歳になった長男マシューとの経験から、第二子では外国語教育に取り組み方を変えていこうと思います。

まずは日本語力をつける!

これ一択です。

なぜ?ということでまずは長男のマルチリンガル遍歴を振り返ります。

目次

長男は日本語が9割

5歳時点で長男が使っている言語は、日本語90%・英語5%・イタリア語5%。

「マルチリンガルとは…?」と問いたくなってしまう状態ですが、今のところ良し!としています。

長男がもっと幼いときは、とにかく日本語も英語もイタリア語も身につけてほしい一心で、母親の私はすべての言語を混ぜて話しかけていました。夫ルッチョは英語とイタリア語を半々くらいで話しかける毎日。

「ハーフの子は発語が遅くて当たり前」とよく言われますが、私はその言葉を信じて「いつか話し始めるはず!」と3つの言語で話しかけたのです。

その結果…長男が3歳の誕生日を迎えたとき、発語は10もあるかないか。

もう、絶望です。

いくら発語が遅いのは普通と言われても、心配するばかり。こちらの言っていることは理解しているようでも、マシューは基本的に宇宙語で話していました。

入園面接…受からないかも?!目前で迎えた分岐点

夏が終わって幼稚園の入園面接が近づいてきても、宇宙語を話し続ける長男。

「これはまずい!!!」

と思った私は入園面接までの2ヶ月間、日本語だけで語りかけることにしました。

しばらくして…面白いほど長男の口から日本語で言葉が出てくる出てくる!

入園面接までにはなんとか間に合って、

  • 自分の名前を言う
  • 自分の年齢を伝える
  • 好きな動物や食べ物などの質問に答える

などができるようになりました!!!

母、歓喜

それから2年経った今、「本当に発語が遅かったの?」と疑うくらいおしゃべり好きになりました。英語とイタリア語については、その反面で本当にわずかしか話せなくなってしまったのですが。

それでも夫ルッチョは英語とイタリア語で話しかけ続けているし、テレビは日本語だけではなく他の言語でも見るようにしているので、少しは理解できているようです。

やっぱり母語が1番?

「マルチリンガル教育」について調べていると、よく「母語をまず確立させること」といった提言を目にします。

今となっては、私も母語を伸ばすことがとにかく大事だな、と感じています。

というのも、日本語ってすごく難しいのです!

数え方1つとっても、りんごが1個、本が2冊、鳥が3羽のように細かいし、人の性格や立場によって同じことを言っているのに話し方が変わったりしますよね。

息子に新しい言葉を説明しながら、「日本語って難しいよね〜」と思わず言ってしまうほど(笑)。

もちろん、母語を大事にしてほしいとは言っても、「和文英訳」の形で英語を学んでほしいわけではありません。

ただ、ほかの言語を身につけるとしても、人に伝えたいと思うことを概念として頭の中でまとめるチカラが必要だと思うのです。

概念化できるようになれば、いま少しずつでも夫やTVなどから受けている英語とイタリア語のシャワーをベースに、これらの言語での発語にも繋がるんじゃないか、そう信じて今は取り組んでいます。

次男は長男に比べて約3年早く母語の確立に取り組むことができるので、後で外国語の習得にどのような違いを見せてくれるのか、今から楽しみです!

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