出産から退院するまで

出産から退院まで

さて、とうとう誕生した我が息子。(まだこの時は名前がなかったので、この記事では「ベビー」とします。)

以前も書いた通り、お世話になった病院では完全母子同室なので、分娩室を後にすると共にお世話開始です。ベビーが生まれた日から、4泊5日で退院。この間に、綿密に練られたスケジュールにそって身体の回復を進めつつ、ベビーのお世話に慣れていきます。

【授乳・排泄のモニター】

まず課された課題は、授乳と排泄の記録です。

A4の記録シート1枚を渡され、授乳と排泄の度に細かく印をつけていきます。

最終的に、記録シートはこのようになりました。

こうして見てみると、生まれた日は半日だったので授乳回数が7回のところ、多い日で18回も!泣いていても何故泣いているのかがわからないので、オムツをチェック→おっぱいを咥えさせる→離す→泣く→オムツチェック→おっぱいを咥えさせるの繰り返し。

初めてのことだし、なにがなんだかわからないし、寝られないしで、どんどんクマがひどくなっていきました(笑)。朝9時から夜8時の面会時間の間、ルッチョがずっといてくれたので、少しは休むことができたのがありがたかったです。

ただ、生まれて2日目の8月17日。ベビーの排便がたった1回と少なかったんですね。この日の夜も、ほぼ寝れることがなく、オムツ替えや授乳をしていました。毎晩1-2時間おきに助産師さんが見回りで来てくれるのですが、この夜の助産師さんのことが今でも忘れられないです。会話から今寝たばっかり!ということを知っているのに、記録シートを見て「綿棒貸してね〜」と。え?え?と思っているうちに、オムツを開いてお尻にプスっと刺してマッサージを開始するんです!

私の心の声は「いやいやいや、今寝たって言ったじゃーん!」

もちろん、ベビーは即泣き始めます。

助産師さん「これで多分ウンチ出るからね!あとは頑張って〜

私「あ、はーい。ありがとうございます。(内心 殺気)」

めでたくウンチが出ましたが、昼にしてほしかった(泣)。

【沐浴指導】
退院する前日には、ここ数日の間に出産したお母さんが集められて、沐浴指導がありました。産前にセミナーに行って学んだし、大丈夫でしょとは思いつつ、やはり実際目の前で赤ちゃんが洗われるところを見ると、人形で見た時とは大違いです。助産師さんだから慣れた手つきでやっているけれど、もし私たちが自分でやるとしたらできるのか、不安ばかり募ります。

特に、背中を洗う時にひっくり返す動きなど、不可能!としか思えませんでした。

この指導のときに、自分も息子くんの沐浴をできるのかと思ったのですが、このときは代表のベビーでのデモンストレーションだけ。退院のときも、朝に助産師さんが沐浴をしてくれたので、家に帰ってから初めて自分でしました!一回、助産師さんに見てもらえてたらまだ安心してできていたかもしれないけれど、やらなきゃいけない!となれば、できてしまうものですね。不思議です!

【その他】

入院している間は、担当のK先生も何回か顔を出してくれたり、家族も毎日のように会いに来てくれていたので、あっという間でした。

ご飯もおいしいことで有名らしく、毎日毎日おいしくいただきました。

我が子を取り上げてくれた助産師さんは、なかなかお会いすることができなかったのですが、退院する前に会いに来てくれました!なんでも、私が出産してから婦人科のほうのシフトだったそう。「やっと抱っこできた〜!」と喜んでくれて、なんだか感激しちゃいました!彼女の名前は母子手帳にも残っているので、一生忘れないと思います。

【退院の日】

退院はバタバタ!ベビーは退院前の検査と沐浴のために、助産師さんのもとへ。

その間に私は着替えや会計を済ませ、荷物をまとめます。

ベビーにセレモニードレスを着せて、ルッチョと母と、いざ出発です!と思ったら、なんだかいきなりが!5日間過ごした部屋を見たら、ここに来たときは2人家族だったのに、今は3人なんだな〜とか考えてしまって、感無量になってしまったんですね。

ナースステーションでご挨拶したときも、涙があふれてきて涙声。助産師さんが「困ったことがあったらいつでも連絡してくださいね」と言ってくれて、さらに出る涙。もう豆腐メンタル全開です!

必死に涙をこらえて、エレベーターに乗ったのもつかの間。駐車場に入るときに、おばあさんがベビーのことを見て「あらちっちゃいわね〜。かわいい!」って言ってくれて、その言葉を聞いて大号泣。困惑するおばあさん(笑)

今考えたら、病院のみなさんに対してありがたかったという思いと、これからこんなに小さな子を育てられるのかという不安がゴチャゴチャになっていたような気がします。

なにはともあれ、ドタバタ育児の開始です!

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