ここ1か月ほど、欠かさずしている新しい習慣があります。
それは、イタリアのノンニ(おじいちゃんとおばあちゃん)と一緒に夕飯を食べること。
コロナのために、一時期とても厳しいロックダウンが施行されていたイタリア。義両親や兄、姉妹、そしてあらゆる友達が、家から一歩も出ない生活をするようになりました。
毎日暗いニュースばかりだし、家にいるだけでは気が滅入るだけだろうと、義両親と連日テレビ電話をするように。1日10分でも、マシューの様子をライブで見れるのはかなり嬉しかったようで、すっかり習慣化されました。
しかーし。なんでなのか、赤ちゃんってリモコンとかスマホとか、すごく好きじゃないですか。
マシューも例に漏れずで、スマホ、リモコンがあるとそれを手に持って遊びたくてしょうがない。そうすると、テレビ電話もなかなか落ち着いてできません。毎回手に持ってしまって、義両親が船酔いするんじゃないかと思うほど、グルグル回るスマホ。
どうしたものかと思うこと数日。我が家の食いしん坊は、食べているときは食べ物に集中してるじゃないか!と思って、夕飯のときにテレビ電話をしてみることにしました。(ホント、良い時代です)
これが大当たり!!
毎日同じ時間に、イタリアと日本とで食卓を囲むようになりました。「今日はなにを食べているの?」「よく食べれるねー!」と、義両親もご満悦。毎日見ていても飽きないようです。二人の嬉しそうな様子を見ていると、私たちも安心できるので、お互いに良い時間になっています。
また、実はこの新習慣が、マシューの言語にとっても良い影響を与えているかもしれないと、最近考えています。ルッチョからマシューだけだと、やはり一方的なイタリア語での「お話」状態になってしまうところ、ノンニも加わると「会話」のなかにいることができるので、義両親のためと言いつつ、私もありがたかったりします。
少しずつイタリアでの封鎖も段階的に解け始めているので、この新習慣がいつまで続くのかは謎ですが、現代のテクノロジーに感謝しつつ、イタリア家族との時間を楽しむことにしようと思います。