毎日の散歩に、ベビーグッズの買い揃えなど、着々と予定日に向けて準備を進めていた2019年夏。
出産予定日は8月22日だったのいですが、さすがに8月に入ってからは毎日ソワソワと過ごしていました。
安産になると言われる「ラズベリーリーフティー」も、臨月に入ってから日課として飲むように。
そんな日々を送っていると、遂に来るべき時がやってきました。さて、ここから時系列で追っていきます。
【8月13日】
「もうすぐお盆休みだね〜叔母さんの料理楽しみ〜」(父方の親戚と集まる予定だったため)なんて言っていたこの日はなぜか、いつもより多めに8000歩ほど歩いていました。
「パワーつけなきゃ!」なんて言って、ステーキランチも綺麗にたいらげて、家に帰ればクタクタ。
この時にはもうお腹が大きすぎて、なかなか寝付けないようになっていたのですが、すんなり眠りにつきました。
【8月14日】
<5:00 am>
普段めったに目が覚めないのに、目が覚める。
ん?お尻のあたりが濡れてる?!え?!なに?!
急いでトイレに行くも、尿もれなのかよくわからない。でも尿もれしたことないし…。
立ち上がったらチョロチョロと水が出てくるんです。
ルッチョもめったに起きないのに、珍しく起きてくる。
病院に電話したら、「とりあえず来てください」とのこと。
破水したかもしれないので病院行かなきゃと伝えたら、コーヒーを作り始める我がルッチョ。
思わずツッコミ入れたけど、コーヒーないと生きていけないもんね (笑)。コーヒー作るくだりで、なんだかちょっと緊張感が抜けたので、ありがたいです。
車で向かって病院に着くまで、なにも水らしいものは出てきませんでした。
病院に到着して早速、助産師さんに現状を伝えて、破水チェックしますね〜という瞬間にジョバ〜!ここで、完全破水と断定です。
子宮口の開きはまだ2cmとのこと。病室を準備してもらってる間に眠くなりました(笑)。
15分くらい待って、病室へ移動。個室が奇跡的に空いていました!
私たちがお世話になった病院は、完全母子同室。かなりの心配性の私にとって、自分の赤ちゃんが泣いたせいで他の赤ちゃんも泣いてしまうかもしれない…と想像しただけでストレス。
高くつくけれど、母子同室になることを考えたらやっぱり個室しか考えられませんでした。
<6:30 am>
母親到着。ルッチョは眠そうすぎたので、足りない荷物も持ってきてもらうためにも一回家に帰しました。
入院した時間が早朝だったので、「朝食は出ないだろうなー」と思ったらいきなりお腹が空いたので、母親におにぎり買ってきてもらうことに!
病院にコンビニがあってよかった…けれどそのおにぎりを頬張っていたら、まさかまさかで朝食がでてくるではないですか!もちろん、それもキレイにたいらげました。
<9:00 am>
少しゆっくりしていると、担当のK先生が登場。
K先生(女医さん)には本当に助けられました!とても親身になってくれる女医さんで、安心して全てをおまかせすることができたのは彼女のおかげです。
私がお世話になった病院では、無痛分娩ができる人数に限りがあるうえ、平日の決まった時間でないと受けられないという制限がありました。破水前の検診で、無痛分娩の希望は受け取るけれど90%不可能と言われていたのですが….なんと無痛分娩が可能との朗報が!!!
ありがとう先生!思わずガッツポーズしました(笑)。
溶連菌の数値ににひっかかっていたらしく、抗生剤の点滴を打ちつつ、一通りどんな処置をするのか、起こりえるリスクについてなどの説明を受けました。
13:00に無痛分娩の処置を開始する前に、シャワーを浴びるように言われたのでささっと浴びることに。実は無痛分娩をすると、産後3日くらいまでシャワーを浴びることができないんですよね。その為、できるなら処置を受ける前にシャワーを浴びる時間があるなら、浴びた方がいいです!
<11:30 am>
ちょうど髪が乾いた時に助産師さんが入ってきて、先生の手が空いたから今無痛の処置をしちゃいましょう!とのこと。え、1時間半も前倒し?!心の準備が!
すぐに分娩室に通されて、処置の準備です。
局所麻酔は、最初は歯医者さんの麻酔みたいな感じ。2本目は少しチクッと。
医局長を待って、K先生によってついにチューブ挿入です。医局長のことを待ったから、彼が処置をしてくれるのかと思ったのですが、違いました。医局長さんは、無痛分娩を何回も経験しているベテランなのですが、どうやらほかの先生たちはまだ慣れていないらしく、監督下でないとできないみたいでした。
そんななかでも、どんどん先生の手が進みます。神経にそのまま管を入れていくので、ちょいちょい痛い。
そして動かないようにするために、体に力が入ってしまうんですよね。医局長に、「力むと(管が)入らなくなるぞ!」と怒られました(笑)。いや、動こうとしなくても勝手に力んじゃうし、反射でピクピク動いちゃうんだよー!!と、心の中で訴えつつ唇噛み締めて耐えるのみ。
なんとか管が入って、立て続けにラミナリアの施術です。麻酔のおかげか何も感じない!
それも無事終わり、NST(ノンストレステスト)で様子を見ます。数値が50くらいの張りが何回か来てたみたいだけれど、それも感じませんでした!
下半身全体に麻酔が効いているため、立つのに許可がでるのは3時間後。そのため、分娩室で遅めのランチを食べました(笑)。
その後はひたすら待つのみ。ラジオをつけてくれていたから、まだ気が紛れてよかったけれど、何もすることないし、同じ体勢でい続けなければならず、地味に辛い時間でした。
3時間経って、やっと立ってもいいとのこと!部屋へ歩いて戻るも、すぐにNSTを装着して再度モニター開始。マシューがお腹の中で移動しすぎて、30分間のモニターのはずが、1時間半ほどかかりました。ベッドから動くことができず、ここですでに尾てい骨が痛くなり始めます。
<18:00 pm>
そうこうしてるうちにもう次の溶連菌のための点滴の時間。
針の刺さっている向きがいけないらしく、一定の場所に手を置いておかないと点滴が進まないので、またベッドから動けず!本当だったらもう少し動き回れたのかもしれませんが、私は無痛分娩の処置が始まってから、ほぼ動けずにいました。
やっと終わって、麻酔のチューブも入っているのに汗だくだったので、用意しておいた汗拭きシートでリフレッシュ。
この時は、長い長い夜になるとは思ってもみませんでした。