2023年11月、第2子のルカを生みました。
長男マシューのときも無痛分娩だったのですが、今回はまたそれと違った経験をすることに。
そこで
無痛分娩って結局どうなの?
という方に向けて、今回の出産について振り返ります!
産前:巨大児を疑われる
「2人目以降はお腹が大きくなりやすい」とは言いますが、今回は周りに心配されるくらいお腹が大きくなりました。
32週の検診では34週くらいの大きさがあり、「巨大児になりそうですね」とサラッと言われて焦る焦る!
「産めますかね?」の問いには、「2人目だから大丈夫でしょう」と答えが返ってきました。
ただ、あまりに大きいので38週後半に予定していた計画無痛分娩を1週間早めて37週台にすることに。
「産める気しないし、早く出てきてもらわなきゃ!」と思うものの、なかなか陣痛はやってきませんでした。
遂に破水!
もうすぐ計画入院!という37週3日の夜。正確には37週4日になった真夜中にふっと目が覚めました。
それと同時にドバッと水が出る感覚!
長男マシューの出産のときには高位破水で破水かどうかよくわからなかったけれど、今回は「もうこれ破水確定!」と断言できるくらい大量に水が出てきました。
ベッドは濡れるし、歩くたびに出るわ出るわ!
ちょうどママ友から使わなかった産褥パッドを1パックもらってあったので、それをあててすぐに病院に連絡しました。
このとき、産褥パッドがあってよかった!
その後の話になりますが、破水始まりだと産むまでもずっと産褥パッドを使うことになります。それに破水始まりじゃなくてもMサイズは結構使うので、出産を控えている人は予備で産褥パッドを用意しておくことをおすすめします!
37週4日はひたすら陣痛待ち
破水だったので陣痛室に即入院になったのですが、なんとその日は日曜日!
お産をした病院は平日の日中しか無痛の対応をしていません。そのため、
・週末は自然に陣痛が来るのを待つって無痛無しで出産
・月曜日まで陣痛が来ないで無痛処置をしてもらう
ことを願うか、の2択でした。
私はどうしても無痛がよかったので、日曜日の午前中はゆっくりと過ごし、午後からスクワットなど取り入れました。
37週5日:無痛処置と促進剤投与開始!
無事月曜日の朝になり、8時前にLDRへ呼ばれました。
外来が始まる前に来てくれたのであろう主治医の先生と助産師さんで準備はバッチリ!
早々に無痛の薬を投与する管を入れる処置に入りました。
実は長男のときは途中で管が抜けてしまって(今回とは別の)先生に再度処置をしてもらうも、動いてしまってちょっと怒られたことがあり…今回も動いてしまって怒られるのではないかとヒヤヒヤ!
でも今回はあっさりと処置が終わって、すぐに促進剤投与開始!16:25まで毎時少しずつ量を増やしていくとのことでした。
1時間、2時間と促進剤の量は増えていくものの、無痛のおかげか痛みは全く感じません。
4、5時間経っても、モニターは規則的な張りを示すものの、まだ余裕。
この日のタイムリミットは16時。それまでに出産の兆候がない場合、翌日にやり直すことになっていました。
遂に16時になってしまったのですが、助産師さんが「でもMizzieさん、半身効きやすい人みたいだから、ちょっと横になってみようか」と提案してくれました。
そう、実は長男のときの無痛では半身は無痛がよく効いていて、もう半身は効きが悪かったんです。
今回も左ばかり痛くて、ものは試しと横を向いた瞬間、それまで張り「10」を表示していたモニターがいきなり「120」に!
無痛の麻酔は最小量だったので激痛、そして雄叫び!
必死に声を殺そうとしても叫ばないとやっていられない。
ベッドフレームを握りしめて叫んでる間、助産師さんも大慌てで「先生呼んでー!」の声。
麻酔の容量を増やせるのは医師だけだったみたいなのですが、どの先生も手一杯でいないとのこと。
やっと外来にいた先生が患者さんの間をぬって来てくれて麻酔の追加をしてくれたのですが、すぐは効かずで相変わらずの悶絶です。
そしてこのときすでに、出したい衝動が!
知らない間に全開大になっていたようで、すぐに「いきんでいいよー!」とGoサインをもらったので、一心不乱で力を込めました。
最後の踏ん張り1、2回のときにようやく麻酔が効いてきてくれたので、そこだけはリラックスして遂に出産!
横を向いてから生まれるまで、15分です。産気づいてすぐに夫ルッチョに連絡してもらいましたが、間に合いませんでした 笑。
結局痛みはどれくらい?生まれたサイズは…
「無痛分娩」で痛くなかったのかというと、想定外があったため、一概に「痛くなかった」とはいえません。
処置の前にも、病院の方針で全くの無痛にはしない旨が伝えられていました。つまり、「無痛」ではなく少し痛みを感じる程度の「和痛」にする方針です。
先生曰く、全く痛みを感じないようにしてしまうと、うまくいきむことができないとのこと。そこで、若干痛みを感じるくらいまで痛みを軽減するのです。
実際、陣痛を待っている間と産気づいて産む瞬間に麻酔が効いたときは、弱い生理痛くらいの痛みを感じましたが、至ってリラックスしていました。
さて、巨大児を疑われたルカですが、37週で出てきてくれたこともあって体重3300g、身長は50cmでした!
比較的平均的なサイズで生まれてきてくれましたが、「週数的には大きめ」とのことで血糖異常を疑われて入院中に何回か血糖の検査が必要になりました。
結果、何も問題はありませんでしたが、これで予定日まで生まれて来なかったら普通に産めなかったかもしれないです。
後日談
入院中のある日、ルカを取り上げてくれた助産師さんが担当になってくれてお産の話をしました。
陣痛を待っている間、ルカはずっと片側にいて、そこだけが張っている感じが続く状態。
そのため頭がいい位置になくて、「くるっと回って骨盤にハマってくれると進むんだけどね」とこの助産師さんも言っていたんです。
で、横を向いてみたら見事にグルンと回ってガッチリ骨盤にはまっていたそう。
確かにあのとき助産師さんが「回ったね!出てきたいんだね!」って言っていた記憶があります。
ただ、あまりに急に回ったものだから、麻酔は追いつかず、陣痛も自然分娩なら長時間かけて徐々に強くなっていくのに、いきなり強くなってしまったので短時間だけど苦しむことになったそうです。(出産翌日、ベッドを握っていた腕が筋肉痛でした 笑)
「無痛は何もなければ体力温存できるしいいんだけど、こういうこともあるからね〜」と言っていました。
「無痛分娩」にもいろいろある
2回目の無痛分娩は、お産をした病院が「和痛」方針だったことと、ご覧の通り想定外があったため、ずっとリラックスして産む…ということは叶いませんでした。
でも、もう予定はないけどもう1人産むことになったら…やっぱり無痛を選ぶと思います 笑。