2歳11ヶ月:遂に言葉の爆発期到来?!

言語の敏感期

国際家庭だからなのか、性格なのか、はたまた生活環境によるのか、言葉が出るのはちょっと遅めの長男マシュー。
それがここ2週間で、急激に言葉の数が増えてきました!

そこで今回は、これまでの振り返りと、言葉の爆発期について、そして効果的だった絵本、動画などについて見ていきます。

目次

わかっていても気になる言葉の遅れ

国際結婚をして、妊娠をした頃から、「子どもの発語は遅くなるだろうな」と予想はしていました。それに、周りの友人からもそう言われることが多かったです。

しかし予想をしていたとしても、やはり周りの子にも目が行ってしまうもの。

保育園で同じ学年の子で、誕生日が遅めの子もお話をしている様子を見ると、「大丈夫なのか?」という不安がありました。

しかも、「ハーフ 発語 遅い」とネットで調べてみると、実はマルチリンガルだからといって発語が遅れるわけではないといった検索結果がたくさん! 余計に不安感はMAXになるわけです。

同じ母国語の子どもでも、それぞれの個性があってペースが異なるので、とにかく「大丈夫」とだけ自分に言い聞かせて、ここまで過ごしてきました。

言葉の敏感期とは

一般的に、0〜2歳の間に子どもは言葉をどんどん吸収し、2〜3歳前後になるとしっかりとした「言葉」を使ってお喋りするようになります。これを、モンテッソーリ教育では「言葉の敏感期」と呼びます。

モンテッソーリ教育
イタリアの医師で教育家のマリア・モンテッソーリ氏によって考案された教育法。
大人が積極的に教えることがなくても、人として成長する様子から、子どもは周りの環境との関わりによって、自発的に成長していくことを提唱した。近年注目を浴びている教育法。

生まれてから約6歳ごろまでは「言語の獲得」と言われ、3歳前後までを「言葉の敏感期」、3歳半あたりから5歳半前後までを「文字の敏感期」と呼ぶのです。

マシューのこれまでの様子

2022年6月はずっとイタリアで過ごしていた我が家。ルッチョの家族とは、ビデオ電話で顔を合わせるようにしていましたが、実際に対面すると気づくことも多いようで、「マシューは今、なんて言ったんだ?」と聞かれることがたくさんありました。

ルッチョの家族からすると、「何を言っているかわからない」=「日本語なのだろう」という考えだったようですが、私たち親も「わからない」と言い返すことがほとんど。なぜなら、マシューが話していたのはほとんど彼自身が作り出した「宇宙語」だったからです。

ちゃんと大人が認識できた言葉は、本当に数えるほど。

例えば以下のようなものがありました。

  • ママ
  • パパ
  • nonno(イタリア語でおじいちゃん)
  • nonna(イタリア語でおばあちゃん)
  • nana(おばあちゃん)
  • ジィ(おじいちゃん)
  • マシューにとっての叔父・叔母の名前
  • いとこ2人の名前
  • Si!(Yesの意味)
  • No!
  • あけて(開けて)
  • Ciao!(チャオ!)
  • わんわん
  • バス
  • パン
  • apple juice
  • ducky
  • あお / blue
  • red
  • yellow
  • 英語で1から10まで
  • Blippi(大好きなYouTuber)
  • Booba(大好きなアニメ)

言語学的には2歳ではおよそ300語は知っていて、二語文が始まると言われているので、この言葉の数は心配そのもの。

1つ救いになっていたのは、例えば「コップは2つのおててで持ってね」や「お風呂に入ろう!」など、こちらからの指示は理解して、行動できていることでした。理解しているのなら、あとは口から発するのを待つばかり。これ以上伸びないのではないか、というくらい、首を長くして待っていました。

効果的だったと感じる出来事・絵本・動画

出来事編

これは時期的なものもあるかもしれないのですが、新型コロナウィルスの変異株BA5が大流行し始めたとき、まずは私が感染しました。マシューとルッチョは濃厚接触者です。もうすぐ療養期間が明けて、検査結果も陰性!というときに、今度はルッチョが陽性に。マシューは何回か検査をしても陰性だったので、ルッチョが1人で隔離できるように、親子2人で実家に帰省しました。(もちろん、検査をしっかりしたうえで、です。)

保育園に登園することもできないので、私が仕事をしている間は母がマシューの面倒を見ることに。それ以外も、基本的に日本語オンリーの環境で、爆発的に日本語を発する機会が増えました。実家の家族とはちょくちょく会っているので、この件だけが関係しているかはわかりませんが、ちょうど言葉が出始めるときと重なって、いい作用があったのではないかと思っています。

絵本編

以前こちらの記事でもご紹介しましたが、「A is for Apple」というフォニックスの絵本は、最近読むときに私が歌うのに合わせてマシューもちゃんと歌ってくれるようになりました。しかも、本を見ずに歌っているときにも一緒に口ずさんでくれるので、しっかりと定着してきている様子が伺えます。

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