我が家の言語事情

我が家の言語事情

マシュー誕生の前から、周りからも聞かれるし、自分たちでもどうしたものかと考えていたのが、言語について。

我が家の内訳
ルッチョ:イタリア人。イギリスに10年住んでいたため、英語に不自由なし。
Mizzy(私):日本人。同じくイギリスに10年強住んでいました。英語に不自由はないけれど、最近衰えがち。イタリア語は初中級くらい。
マシュー:イタリア人と日本人のダブル。
ルッチョ側の家族:イタリア語メイン。義両親はフランス語が話せるものの、英語は皆無。兄弟はまぁまぁ英語話せるかなくらい。
Mizzy側の家族:日本語メイン。両親はほんの少し英語ができる程度。妹たちは英会話中上級程度。

と、いうわけで私たち夫婦の会話は英語ですが、それぞれの家族と離す場合はお互いの母国語が必要になります。そして現在私たちが生活しているのは日本なので、日本語は必須。そうとはいえ、家庭内での会話は英語だし、英語が話せることで私たちも恩恵を受けてきたので、英語もできる限りできるようになって欲しい。

そこで我が家はトリリンガル育児をすることに決定しました。

さて、でもトリリンガル育児ってどうするの?っていう話になるんですよね。いろいろ調べたところ、一般的に使われているのはOne-Parent-One-Language Method(OPOL)。なんでもこれは、1902年(!)にフランス人のGrammontさんによって、提唱されたもの。やはり100年以上も前から、子どもの言語習得は大きな課題だったのですね。

このメソッドは、一人の親が一言語を話すというもの。我が家に当てはめるなら、ルッチョはイタリア語のみ、そして私は日本語のみをマシューに話すことになります。子どもが複数言語の間で混乱してしまうことを防ぐそう。一親一言語を徹底しないと、どちらかの言語のみが強くなってしまって、苦手な方の言語力がどんどん弱くなってしまうそうなんですね。

それなのに私たちの場合、夫婦間での会話は英語なので、どうしてもこれを徹底するのが難しくなってしまいます。そして、一人一言語をすると、英語を話す人がいなくなってしまうのも私たちの問題点。

そこで、我が家では良いのか悪いのかは定かではありませんが、マシューに対して基本的にルッチョはイタリア語を、私は日本語を、そして3人の時には英語を話すことにしました。

ゆくゆくは、英語をメインで使う保育園に入園し、そこで英語についてはカバーしてもらい、OPOLを徹底できるようになればなぁと考えています。つまり、英語は丸投げ!(笑)

と、そうは言っても夫婦間は変わらず英語なので、100%徹底できるわけではないけれど…。

本は好きだけれど、読むというより開け閉めに夢中

しばらくはOPOLを実践してみますが、他にもメソッドはあるみたいなので、それぞれの真価を問いつつ、今後のマシューの発語に期待したいと思います。

今のところ「マンマンマンマ」と喃語だろうとは思うけれど、イタリア語とも英語とも日本語ともいえない感じで「ママ」と呼ばれている(気がしているだけ)ので、効果のほどは不明です(笑)。

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